公開 : 2021/01/30 : 2021/04/09
カーボンパーツの穴あけ&削り加工をしてみた
ウキウキでカーボンキーカバーを購入。ボルトオンで交換できるカスタムは気楽で楽しい(´∀`)
と、思っていたのですが、なんとスッポリはまらず…なんでや……
購入したのはストリートファイター用なのだけど、自分のはステアリングダンパーがついており、台座ステーが干渉してました。
純正のでもプラスチックが凹むくらいキツキツ。これクリアランス無いね…
以前はカーボンリヤマッドガードを購入して、ボルト穴が一穴合わないことがありました。
カーボンって整形が難しいため精度が悪くなりやすいそうです。
加工が必要になりがちなパーツと言えるかも。
カーボンに使うドリルは専用品が良いとのこと
切ろうか迷ったのですが、難易度が高そうだと思い穴あけして削る事に。
(小学校時代にミニ四駆改造してた経験から)
カーボンは硬い素材なため、一般的なステンレスドリルだとダメなようです。
穴があけにくい事に加え、すぐにダメになってしまうとのこと。
ステンレスドリルは持っていたので一回やってみようかと思いましたが、商品ダメにするのも怖かったのでやめ。
ファンテック(FUNTEC)のカーボン・FRP用ビットを用意しました。
ドリルはBLACK&DECKERのヤツ。
本当はもっと小さなドリルが良さそうだけど、手持ちがこれしかなく(笑)
まずは削りたい箇所をマーキング
純正キーカバーと比べてどこをどれくらい削るかチェック。
けっこう余分な部分が多い…
プラがめり込んでいる箇所に目をつけて同じくらい削る事に。
マーキングはホワイトのタイヤマーカーを使用。
うーん、こんなもんかな。
範囲広すぎても面倒くさいので三角っぽく最低限な範囲で削る事に。
カーボンパーツへの穴あけ開始
下穴用ビットと加工用ビットがそれぞれ1本入っています。
まずは下穴用ビットを使用。
削るのは表面から。今思えば裏側からの方がとっかかりやすかったかも。
ツルツルしているので若干滑りましたが、その割にはひっかかりやすく、すんなり削れてくれました。ガリガリ削れて感触もいい感じ。
その後、加工用ビットに交換。
こちらもかなり削りやすく、1〜2mmくらい厚さがありましたが、難なく穴があけられました。
次に追加でもう2穴あけます。
サクッと完了。
ここまでくればあとは余分な部分をニッパーで切り取り。
穴あけ無しでこれをやると、切った周りがバキバキになりそうですからね。
これで大部分のくりぬきは完了。
最後にヤスリをかけて整えます。これはタミヤ製。
カーボンって削ると表面が尖って、チクチク系の感じになるのかと思いきやそこまででもありませんでした。
普通の棒ヤスリだったので、うまく削れるかわからなかったのですが、全然ガリガリいってくれました。カーボン意外と柔らかい…?
ともかく表面も綺麗にできたし満足。
最後にマーキング部分をパーツクリーナーで落として完了。
カーボンの削り粉は危険らしい
カーボンを削るとかなり細かい粉がでます。カーボンブラックって奴でしょうか。
自分も触って見てわかりましたが相当細かく、手や物につきやすいため、意図せず吸い込んでしまうリスクが高そうです。
有害性は微妙なところらしいのですが、吸い込まないに越したことはありません。
処分しやすいよう作業場所はお風呂場で実施。
粉は濡らしたティッシュで染み込ませて大部分を処理したら、残りはそのまま流しました。
ティッシュでふいたら床に染み込んでしまった。。。パーツクリーナーで処理。
削った部分は少しでしたが結構な量が出たし、処分はなかなかめんどくさかったです。
取り付けはバッチリ。ちょうどステーがすっぽり収まりました。
実は取り付け穴も若干ずれていたため、少しずつ各所のボルトを回しながら取り付け。
一気に締めすぎると割れそう…う〜こわ。。。
なんとか取り付けは無事完了。思ったよりもカーボン加工は簡単でした。
やっぱ電動ドリルはもっとくと便利っすわ。
書いてる人

サイト管理人「パタロウ」。
プロを目指すほど小さいころから車好き。30過ぎてバイクにハマる。
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