パタロウのブログ

公開 : 2017/03/10 : 2021/02/14

Monster821 vs Street Triple R!乗り比べた感想

モンスターを失って、早数ヶ月。。。
喪失感から、かなり暗く過ごしていましたが、それも徐々に慣れていき、
バイクのない生活に物足りなさを感じていました。

所持した大型バイクはモンスターが初めて。
購入前にも何度かレンタルバイクを利用していたので、
久々に利用しちゃおうかなとバイク探し。

バイクの知識がそこまでないので、主にネットで色々と調べていて少しずつ分かってきたような状態です。
ただ、バイク業界と密接なつながりのある雑誌やwebマガジンでは、
基本的にいいこと書いていないし、あまり参考にならないなぁと思っていました。

Street Tripleに興味をもったきっかけ

そんな時、海外サイトをたまたま見ていたら、「AutoTraderBikes」というサイトを発見。
イギリスのサイトで、もとはAutoTraderという車の売買やレビューをメインに扱うサイトのようです。
その中でバイク向けのページがあり、
毎年審査員が、各カテゴリーごとのベストバイクを発表しているのですが、
2015年のそのベストネイキッド部門に「ストリートトリプルRX」の文字が。
まーイギリスのサイトでイギリスのバイクだし、なんだかな、とも感じたのですが、
他の部門では日本含め各国のバイクが選ばれていたし、スクータ部門ではVESPAのGTS300が選ばれていたりして、
結構信用できそうだったのでマジマジ見てました。(以前GTS250に乗っていて本当にいいバイクだと思ってます。)
サイトはこちら

また、イギリスと言えば、あの「Top Gear」という車を評価する超長寿番組があったし、
スーパーカーだろうがなんだろうが良くないと思ったところは言ってしまうような番組でしたからね。

Street Triple R はクラス的にMonster821と似ている

さっそくレンタルバイクをチェック!なんとかレンタルできるようだったので予約!
24時間借りて、300kmほどツーリングしてきました。久々のバイクはめっちゃ楽しい!!
ふと気づくとモンスター821とパワーや大きさ、値段など、クラス的に似ていることに気づき、比べてみることに。
しかもどちらも同じ2015年製。
当たり前なのかもしれないけれど、乗り味が全然違うもんですね。。
自分なりにわかりやすいよう比較してみました!

Monster821(2015) vs Street Triple R(2015)

まずは価格を含めたスペック

DUCATI Monster821 TRIUMPH Street Triple R
新車価格 約140万円 約120万円
排気量 水冷V型2気筒 821cc 水冷並列3気筒 675cc
馬力・トルク 74.6 kW (101 hp) @ 8,000 rpm(日本仕様)
9.1kgm (89,4 Nm) @ 7,750 rpm(日本仕様)
104ps/11,850rpm
64Nm/8,400rpm
重量(乾燥ではない総重量) 205,5Kg 193kg
車体サイズ 全長2,170×全幅800×全高1,055(mm)/シート高/785mm〜810mm/ホイールベース 1,480 mm 全長2,055×全幅740×全高1,060(mm)/シート高 820mm/ホイールベース 1,410mm
タイヤサイズ フロント 120/70 ZR17
リア 180/60 ZR17
フロント 120/70 ZR17
リア 180/55 ZR17

外観

メーター

個人的には超かっこいいと思っている。
シンプルでレーシー。

ちょっとプラスチック感強め。普通かも。。。

ハンドル周り

シンプルすっきり。
フロントマスターはアキシャル式。フルードタンクが一体型でちょっと残念。

シンプルすっきり。
フロントマスターはラジアル式。フルードタンクがカッコイイ。。。

足回りの装備

フロント倒立フォークで調整なし。リアはフルアジャヤスタブル。
ブレーキは前後ブレンボ。

フロント倒立フォーク、共にフルアジャスタブル。豪華。
ブレーキはフロントニッシン、リアブレンボ。

操作性

ブレーキの利き

フロント:ブレンボ。握り始めがっつり効くので、力加減注意。
リア:ブレンボ。弱め。かなりがっつり踏んでもロックしない。

フロント:ニッシン。握れば握るだけ効いてくれる、自然なフィーリング。
リア:ブレンボ。強め。少し強めに踏むとABS作動。

ハンドル切れ角

危ないくらい切れない。SS並。Uターン時注意。

すごく切れるわけではないがそこそこ切れる。Uターンで危なさはそこまで感じなかった。

取り回し

比較すると10kgほど重い。ただ、ハンドルの位置やタンクの張り出しのせいか、スペックの205kgよりも重い感じがあり。
ハンドルの切れ角も少ないことから、押すときに気を使う。

比較すると10kgほど軽い。サイズは一回り小さい印象。
190kgくらいと知って、あぁそんな感じだわという感じ。
車体を押すのも特になく普通。比べると楽。

足つき(※自分スペック:身長179cm、足短めです。。)

特に危なげなく着く。

かかとが多少浮くくらい。危ない感じはない。

クラッチレバーの重さ

ワイヤー式。軽い。300kmくらいの長期ツーリングでも、そこまで辛くない。

ワイヤー式。重い。300kmくらいの長距離ツーリングでは後半手が痛かった。

ギアの入り具合

おそらく少し慣らしが必要。走行距離5,000km付近ではまだ慣らし終わっていないらしく、
停車時にニュートラルに入りづらかったり、5速→6速の際にギア抜けすることがある。
10,000kmくらい走ると、ニュートラルには入れやすくなるが、あまり使わない5速→6速は最後までギア抜け症状たまにでてた。。

走行距離500kmくらいのほぼ新車状態だがギア抜け全くなし。停車時ニュートラルも入りやすく、操作感良好。

乗り味

セルの音が特徴的で、エンジン駆け出しからカッコイイ。個人的に好き。
低回転から、高回転まで、音の大きさはもちろん大きくなっていくのだが、重低音なため、あまり変わらないような印象もある。

めっちゃいい、、、ほれた。。。
エンジンスタートは普通だけど、4000回転くらいからは最高!
回していくと、それに連動して高くなるサウンド。病み付きになりそう。。。
ただ、低速でも「戦闘機みたいなおとしてるぞ!」と友達が言ってたのでかっこいいのだと思う。
多分音量は全体的にモンスターより大きいような印象。

加速感

発進〜低速(15km前後)

発進は特に問題ないが、走り出してから15kmくらいをキープするのが難しい。
なんというかストールしそうな印象が強い。
3000回転以上では安心感あり。

発進は特に問題なし。ただ、2000回転くらいのミートをしていると、たまにエンスト。トルク細め。
ただ、走り出してしまえば、5速2000回転とかでもストールの不安はあまりなし。
速度キープもそこまで苦ではない。

低速〜60km

「ドガドガドガ」っと加速していき、気づくと60km出てるみたいなイメージ。
トルクが太いせいか、感覚と速度がかみ合わない。
油断しているともっと出ちゃってる時もある。

軽さとエンジン特性からか、スーーっと進む感じ。速い。
回転数が上がるにつれ、音が大きくなっていくので、気付いたら60kmでてたみたいなことはあまりない。
むしろ、あれまだ50kmか、みたいな感覚。

60km〜100km

「ドガドガドガ」っていってる間に100km出てる感じ。
低いギアで引っ張ると、「ブォオオオ」といい感じの音質になる。
また、停止状態から100kmまでの急加速は、なかなかのインパクトがある。フロントが浮くことも。

速度の調整が楽。100kmまで加速しようと思って、狙い通りに加速してくれる。
回転数が上がるほど、パワーも比例して上がってくれる素直な印象。
また、停止状態から100kmまでの急加速は、そんなにインパクトはないが、音がいいため、テンションが上がる。フロントは浮かない。
メーターの上がり方から推測するに、たぶん、速さ的にはモンスターより速いけれど、フィーリング的にはモンスターの方が速い気がする。

ハンドリング

アンダー強い傾向。。。なかなか思うように曲がってくれず苦戦。
バイク乗り始めでワインディングロードはちょっと怖いかも。。
でも慣れてくるとここが面白いのかな。。。
乗車姿勢やコーナー進入時のバイクの姿勢が重要となる。
フロントの車高を下げたことで難易度はだいぶ下がった。

フロント荷重が強めな印象で、癖はあまりなく、素直に曲がってくれる。
低速では少しフラフラするがそんなに気にはならない。
俗に言うヒラヒラな印象とはこのことかと思った。
ただ、ゆえに面白みというのは少ないのかも。

実用性

燃費

17-18km/1リッター くらい

20km/1リッター 前後

乗車姿勢

普通のネイキッドに比べ、やや前傾。ただ、そこまで辛くない。
長距離でも腰や腕はそこまで痛くならない。
足の置き場は特に自然な感じで違和感なし。

普通のネイキッドに比べ、やや前傾キツし。
長距離だと、肩周りや手が少し痛くなる。
足の置き場はやや上のほうな印象で、ちょっと膝が張る感じがある。

マジで熱い。夏の昼は乗りたくない。
渋滞ハマると最悪。
冬は不快ではないが、熱は確実に感じる。

試乗したのが冬なせいか、特に熱は感じなかった。 渋滞でも特に問題なし。

疲れ

乗車姿勢による疲れは少なめ。
ただ、振動が強めなので、お尻が痛くなったりはする。

前傾がきつめなのと、クラッチが重いので、肩や手が痛くなったりする。振動少なめだし、シートも悪くないので、お尻は全然平気。

比較結果は以上です!
う〜ん、どちらも一長一短ですね。。。

で、結局どっちがよいのか?

癖のあるMonster821と、素直なStreet Triple。
気軽に乗れたのはやっぱり後者でした。
音もいいし、軽くてハンドリングもヒラヒラ。
あーミドルクラスってこんなに軽快で気軽だったのか。。と感じました。
それほどモンスターは乗りにくかったと言えるかもしれませんし、
単純にStreet Tripleが素晴らしかったのかも。

しかし!レンタル時間も長くなるにつれ、かなり慣れてくると、
正直ちょっと飽きてしまった感じもありました。
たしかにいろいろと素晴らしいのですが、
なんというか、普通に狙い通りの動きをしてくれるので、苦戦しないし、味気ないというか。。。。
モンスターでは、
信号が変わって発進する時や、コンビニに入る時、Uターンする時や、コーナリングしてる時まで、
なんとかうまく動かせるように、失敗しないようにと工夫しながら乗ってました。
この「乗りこなしている感」が大変だけど良くて、楽しいんです!
うーん、、、2台持ちで。。。

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2 件のコメント “Monster821 vs Street Triple R!乗り比べた感想”

  1. 風のささやき より:

    こんにちは。
    車両の比較インプレッション、興味深く拝見しました。参考にします。ストリートトリプル
    Rはフロントマスク(ヘッドライトまわり)の造形が特徴的と感じております。3気筒のエンジンも興味あります。(^-^)

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