公開 : 2018/01/03 : 2021/04/09
チェーン無加工でも、チェーンカッターのみでカットが出来た
2りんかんにフラッと行ったら、ガレージセール実施中。
2りんかんのセールは本当に安いので、なんかいいものないかなぁーと思ってたらあるやんけDID!
そろそろチェーンがやばそうなので、買おうと思っていたZVM-X。しかも欲しかったゴールド。
個人的にDID好きです。
値段もネット通販と比べると1000円くらい微妙に安い。
せっかくだし購入したは良いものの、リンク数は116。
ストファイ848の純正リンクは102なので、かなり多い。
どうせチェーンカッター買うしいっか、なんて気軽に考えていたけれど、
チェーン無加工、カッターのみでカシメ部分以外をカットしている情報が無い。。。なぜや。。
※追記
なんと純正数えたら104でした。DIDのHPが間違えているという。。。
もうカットしちまったのに。。。詳しくは別記事で紹介します。
チェーン無加工でカットする情報が少ない。。
チェーンカットといえば、尖ったボルトを使用して、ピンを押し出してカットするやり方がメジャー。
「バイク チェーンカット」などで検索すれば結構出てくるけど、
サンダーで削ったり、ヤスリでピンの頭を削ったりしてから、抜くものばかり。
なぜ無加工のものがない。。。
また、チェーン無加工のものでも、ジョイントリンクのカシメ部分のピンを抜くものがほとんど。
自分の場合、カシメ部分以外のピンを抜くことになるので、この方法を知りたいのに。。。
やっぱりピンの頭をなにかしらで削り取らないと抜けないのかな?
と思っていたけど、バイク屋の店員さんに聞くと、チェーンカッターだけでも”基本的”にいけるらしい。(”基本的に”が気になるやん。。)
加工無しでピンを抜くことで、
中のブシュが傷ついたらダメになるのかな?とか、
カッター折れちゃうのかな?とか、
自分の整備知識レベルでは、不安要素満点。
でもサンダーなんて他に使いどころ無いし、買うのはカッターだけにしたいところ。
ということで、まー問題なくできるみたいだし、なんとか自分でやってみました。
結果的にピンの構造を勘違いしていた
実際にピンを抜いてわかったkど、そもそもピンの構造を間違えて想像してたから不安だったのかも。
こういう構造かと思ってました。
両端がかなり出っ張っているイメージ。
これだと、このまま片側から押すと、出っ張りが引っかかって、うまく取れないんじゃないかと思っていたんですね。。。
実際はかなり違いました(笑)
詳しくは後ほど。
チェーンの加工無し、チェーンカッターだけでカットする方法
今回使用したのはNANKAIのチェーンカッター。なんだかいろいろ入ってます。
チェーンの「カット」、「圧入」、「カシメ」ができるという一つで3役。
520から532までのサイズに対応。DIDからも出ていたけれどこれより3,000円くらい高かったので却下でした。
使ってみると特に不便なことはなく、十分な性能かと思います。
カットするピンを確認する
実はチェーンだけ購入するのは初めて。
こんな風に丁寧に巻かれてるんだね。。。
そもそもカットするピンの位置を間違えないようにしないと。。
短く切ってしまった時はいろんな意味でシビれるだろうし。。。。
まずは純正のリンク数を確認。DIDのHPの載ってました。102とのこと。
※追記
104の間違いです。
購入したのは116なので、14リンク多い。数え方は単純で116はピンの数。
注意点その①
ピンを数えるときは、最後につなぐ「ジョイントリンク」の数も含めて数えないと、2リンク多くなってしまう。
自分の場合は14リンク多いので、単純に端から数えて14個目のピンを抜けばOK。
注意点その②
カットするピンの位置にも注意。
必ず、カットした時に内側のプレートが見える方をカットすること。
ただ、これはきちんと数を数えられていれば、自然と防げますね。
念のため、マーキング。
慎重にカット開始
細い突起がついているボルト2本を使用。
カットしたいポイントに配置して、手で2本のボルトを締込み、チェーンを固定する。
実際抜くピンは1本だけど、2本で締めればチェーンが固定されるので作業しやすい。
この時、抜くピンのちょうど真ん中にボルトの突起がきていることを確認。
ずれていると、ボルトが折れることもあるそうなので、注意。
ピンを抜くときは結構硬い。
説明書には、「回すのが硬いときは無理をせず、ピンの頭をヤスリで削って下さい」とあったが、
どの程度が硬いのかわからず。。。
はじめは六角レンチを使ってたけど、回りきらなかったので、ラチェットに変更。
カッター側の手持ち棒が短いこともあり、力としては手が結構痛くなるくらい力を入れて回す。
折れたら怖いので超慎重に回してました(笑)
写真は、ちょうどピンがプレートと同じくらいまでへこんだところ。
ともかくボルトが折れずピンが動いてくれて一安心。
外側のプレートを貫通したところ。
そこそこプレートは痛んでます。やっぱりピン縁の出っ張りでやられちゃうみたい。
ここまできたらもう少し突起が太くて長いボルトに交換。
この後はあまり力は入らず、スイスイ回ります。
ピンが抜けました!
写真の右側がボルトを当てた面で、左側が何もしていない面。
左側を見てもらえればわかるけど、想像と全然ちがって、端の出っ張りはほとんどなし。1mmないくらいの出っ張りでした。
右側を見ると、その出っ張りが綺麗になくなっています。
おそらく、外側のプレートを通る際に、整形されるっぽい。
これなら、中のブシュを傷つけず貫通できるっぽいので、傷がつかない。
これが計算なら、本当よくできるなぁ。
左側の出っ張りのアップはこんな感じ。
よって、ピンを抜くことで傷つくのは外側のプレートのみ。
そして傷つくのは、カットした余分なほうのチェーンの外側プレートなので、もう使用しない部分。
これでカットは完了です。
無事カット完了
初心者の方恐れるなかれ、、、チェーンカッターだけでも無事カットすることは出来ます。
無理に力を入れて回すと、ボルトの突起が折れてしまうこともあるそうなのですが、見た感じはノーダメージ。このやり方で今後もいけそう。
装着が楽しみ^^
書いてる人
サイト管理人「パタロウ」。
プロを目指すほど小さいころから車好き。30過ぎてバイクにハマる。
バイクライフ・カーライフを支援する情報を発信しています。
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