公開 : 2021/04/15 : 2021/12/13
車検対応!バイクのLEDウインカー人気5ブランドの合計15モデルを紹介(Eマーク付き)
「純正のウインカーがでかくて気になる…
やっぱLEDウインカーにしてスタイリッシュにしたいなぁ〜、でも何が良いかよくわからないし、車検に通らなかったり、ハイフラになったら嫌だなぁ。」
そんな悩みに応えるため、今回は車検に対応したLEDウインカーの人気モデルを紹介します!
実際に私も純正のバルブウインカーからLEDウインカーに交換しました。
交換整備に必要なものや注意点もあわせて紹介していきます。
目次
LEDウインカーが車検に通るかは「Eマーク」が鍵となる
出典:Kellermann
LEDウインカーってピンからキリまでありますよね。
せっかくカッコいいLEDウインカーを見つけても、車検に通らないものだと、きちんとした性能なのか不安だし、車検のたびに交換するのも面倒です。
しかし、そんな悩みは「Eマーク」で解決。
LEDウインカーにEマークがついていれば、少なくとも性能面に関して車検対応が認められています。
Eマークとは?
国連欧州経済委員会規則(ECE規則)に適合した製品に付与されます。ECE規則はヨーロッパ規格とも呼ばれています。
ウインカーの保安基準は腐るほど多い
ウインカーの保安基準は、大きく分けると「性能に関するもの」と「取付方に関するもの」があります。
例えば、光の強さや取付場所の距離、角度などです。
その中でも「性能に関するもの」についての言及を一部抜粋してみました。
・照明部の面積 7㎠ 以上
・方向指示器の内側方向 45°の平面及び方向指示器の外側方向 80°の平面により囲まれる範囲。
・方向指示器は、毎分 60 回以上 120 回以下の一定の 周期で点滅するものであること。
・方向指示器は、方向の指示を表示する方向 100mの位置から昼間において点灯を確認できるもの。
出典:自動車技術総合機構
これだけでも多くてチェックしきれんぜ…
でもEマークがあれば、これらを全てクリアした事にしてくれるので便利。
そのため、車検対応のLEDウインカーを探す場合は、このマークの有無をチェックしておけば大丈夫です。
たとえEマークが付いていないLEDウインカーだとしても、保安基準さえ満たせば車検には通りますが、それらを一つ一つチェックするのはかなり骨が折れるかと。。。
保安基準の一部を満たしてくれる事にするのがEマーク
わかりやすいところだと照射部の面積。
「LEDウインカーのレンズ面積って7㎠もなくない?」と、はじめは疑問でした。保安基準みたしてないやんと。
どうやらEマークの存在は国際流通における部品のやり取りをスムーズにするためらしく、
「Eマークがあるなら、日本の保安基準に足りてなくても、それ相当の性能が保証されている。だから車検対応でいいよ。」という事みたいです。あら便利じゃないの。
以下参考文献を一応乗せておきます。
参考:道路運送車両の保安基準の細目を定める告示
ただ車検対応するには取付方にも注意する必要があるので、この記事の後半で解説します。
LEDウインカーの人気5ブランドと代表モデル15点
そんなEマーク付きのLEDウインカーの中でも、人気の5ブランドとそれぞれの代表モデル合計15点をまとめてみました!
代表モデルはすべてEマーク付きの車検対応モデルです。
中にはウインカー機能と一緒に、ポジションランプ機能、ブレーキランプ機能も合わさったモデルもありますので、選び方には注意です。
なお、光が流れるシーケンシャルタイプのLEDウインカーも条件付きですが車検対応です。これもEマークの有無を確認しておけば大丈夫でしょう。
rizoma(リゾマ)/イタリア
スタイリッシュさが売りのイタリアンメーカー。お値段は少しお高めですが…
ウインカーのほか、ミラーやフルードタンク、スライダーなど幅広く展開しています。
公式HP:https://www.rizoma.co.jp/
VISION/ビジョン(FR130)
シーケンシャルLEDウインカーです。色はブラックとシルバー。
先端に空いている穴がスポーティーな印象です。
Action/アクション(FR028)
シンプルな外観でどんな車体にも合いそうです。
カラーはブラックとシルバー。
CLUB/クラブ(FR150/FR151/FR155)
クラシックなLEDウインカー。カラーはブラックとクローム。
サイズもSとLがあるので注意。
HIGHSIDER(ハイサイダー)/ドイツ
ストリートファイター系のカスタムなイメージの強いブランド。
バーエンドミラーも有名ですね。
DAYTONAが日本代理店となっているため、手に入れやすいのも嬉しい。
公式HP:https://www.daytona.co.jp/
PROTON TWO/プロトン ツー(17308/17310)
カラーはマットブラック一色。極小の小ささがカッコいいです。
プロトンはTWOの他、ONEやTHREEもあります。
BRONX/ブロンクス(60157200)
スモークレンズのLEDウインカー。5色展開でカラフルですね。
APOLLO CLASSIC/アポロクラシック(15281/15280/15279/15284/15283/15282)
イカリングのような光り方が特徴的なクラッシックなLEDウインカーです。
カラーはマットブラックとクローム。
KIJIMA(キジマ)/日本
ウインカー以外にも、ドラレコやヘッドライトなどを展開している電装系に強そうなメーカー。
比較的お値段もお手頃です。
公式HP:https://www.tk-kijima.co.jp/
NANO/ナノ(219-5179)
ブラックの一色展開。
極小LEDウインカーとしては比較的安いお値段がいい感じ。
TR(219-5154)
ブラック1色展開。スタイリッシュなLEDウインカーです。
ちょっとドカパフォのウインカー似てる?
左右セットでこちらもコスパ良し。
TRL(219-5155/219-5156)
ブラック1色展開ですが、クリアレンズとスモークレンズタイプあり。
KELLERMANN(ケラーマン)/ドイツ
レンズ直径わずか7mmという世界最小ウインカーを有するドイツメーカー。
これで車検対応なのだから凄すぎ!
バイクがかなりスタイリッシュになりそうですね。
公式HP:https://www.kellermann.jp/
Bullet Atto/バレット アトー(KM152-100/KM152-200/KM153-100)
世界最小LEDウインカーの1モデル。カラーはブラックとクローム。
レンズ直径わずか7mm。これで車検対応なのだから凄い…
Atto Integral/アトーインテグラル(KM152-500/KM153-500)
ブラック1色。こちらも世界最小LEDウインカー。
筒型のウインカーは珍しいですね。
Bullet 1000/バレット1000(KM182-100/KM182-200)
イカリングタイプのクラシックLEDウインカー。カラーはブラックとクローム。
アメリカンやクラシックバイクに似合いそうですね。
motogadget(モトガジェット)/ドイツ
主にカフェレーサーやストリートファイター系のカスタムパーツの印象があるドイツのメーカー。
メーターやバーエンドミラーも有名です。
公式HP:http://www.motogadget.jp/
mo-Blaze Disk/mo-ブレイズ ディスク
ブラックとクロームの2色展開。
ハンドルバーエンドに配置するタイプのLEDウインカーです。
mo-Blaze PIN/mo-ブレイズ ピン
ブラックとクロームの2色展開。
ボルトの代わりとしても使えそうですね。
mo-Blaze Ice/mo-ブレイズ アイス
根元の色がブラックとシルバーの2色展開です。
クリスタルのようなイメージの綺麗なLEDウインカーですね。
LEDウインカーの取付の注意点
Eマークがついていれば性能は問題ありませんが、他にも注意点があります。
以下の点をおさえればOK。
取付位置や角度
位置に関しての保安基準の一部抜粋です。
・方向指示器は、車両中心線を含む鉛直面に対して対称の位置に取付けられたものであること。
・前方に対して方向の指示を表示するためのものにあっては、その照明部の最内縁 において 240mm 以上、後方に対して方向の指示を表示するためのものにあっては、その照明部の中心において 150mm 以上の間隔を有するもの。
・方向指示器は、その指示部の中心の高さが地上 2.3m 以下。
出典:自動車技術総合機構
うーむ、なかなかこれも面倒だ。。。
ただ、純正と同じ場所に取り付ける場合ならまず問題ないでしょう。
ハイフラにならないか
抵抗が少ないと、ウインカーの点滅が早くなってしまい、保安基準にひっかかることも。いわゆる「ハイフラ」という状態ですね。
純正バルブ → 社外LED
抵抗が必要な場合がほとんど
純正LED → 社外LED
抵抗がいらない場合が多い
ハイフラ防止抵抗(キャンセラー)が必要かどうかは、バイクによります。
例えば同じバイクでも、年式などのモデルが異なれば必要性も異なるので注意が必要です。
メジャーなバイクなら、手に入れたLEDウインカーの説明書に取付方が指定している場合が多いですので調べてみてください。
最近のバイクは純正でLED化されているものも多いので、抵抗なしでつけられる場合もあります。
ウインカー交換整備に必要なツール
一般的な工具に加え「ギボシ端子圧着工具」「絶縁テープ」があると良さそうです。
LEDウインカーには、一般的には「ギボシ端子」と言われるコネクターのようなものをつける必要があったり、すでについている場合もあります。
導線の先にギボシを取り付けないといけない場合があり、ペンチでも出来ちゃいますが上手く付かなかったりして結構面倒なんです。
車体側はカプラーというプラスチックのコネクターでつなげることが多いため、メーカーによっては、車種別にコネクターを用意してくれる場合も。
また、配線加工の際に、導線が剥き出てしまう場合もありますので、万が一に備えて絶縁テープでショートしないようにしておくのがオススメです。
実際のウインカー交換整備の様子は以下の記事でどうぞ!
こんな感じでしょうか。
Eマークよありがとう、って感じですね。
色々とモデルを調べましたが、予想以上の小ささでびっくりするものが多かったですね(◎_◎;)
LEDウインカー選びの参考になれば幸いです!
書いてる人
サイト管理人「パタロウ」。
プロを目指すほど小さいころから車好き。30過ぎてバイクにハマる。
バイクライフ・カーライフを支援する情報を発信しています。
パタロウの詳しいプロフィール