パタロウのブログ

公開 : 2021/05/30 : 2021/11/25

主要9ブランドのバイクグローブのサイズ感を徹底検証!

買ったグローブがキツかったり緩かったり…
そもそもちょうど良いサイズ感がよくわからなかったし、ブランドによってもサイズ感が異なったりと、バイクグローブのサイズ選びには、なかなか苦労をしてきました。

そこで、これまで10モデル以上はバイクグローブを試してきた経験と、
ブランド別のサイズを調査した結果をもとに、
主要9ブランドのバイクグローブのサイズ感をまとめてみました。

もちろん試着して選ぶのが一番だと思いますが、ネットで購入する場合も増えているし、
実店舗へ行っても品薄で試着できない場合もあるかと思います。
そんな方の参考になれば、これ幸いです。

手のサイズの測り方

まずは自分の手のサイズをチェックして数値化しておくと便利。
基本的には「手囲い」「手長」の2種類です。
主に手囲いを基準にしているメーカーが多い印象ですね。
裁縫用のメジャーを使うと測りやすいです。

手囲いの測り方は、手を開いた状態で手の甲の出っ張っている「ナックル」部分を、
水平に一周した距離を測ります。

手長の測り方は、一番長い中指の先端から垂直におろし、
手首にある線までを測ります。

※測り方はメーカーによっても若干の違いあり。

バイクグローブのサイズ選び、オススメの方法

個人的には、まずは「指の長さ基準」で選ぶのがオススメです。
ポイントは、試着した時グローブをしっかり根元まで押し込んでみること。
この状態で「指先が突っ張る感じがしないサイズ」が良いかなと思います。
このサイズ感だとただはめているだけの時は、指先が1~2mmくらい余る状態になるはずです。

というのも、スポーティなバイクほど前傾姿勢でグローブがグリップに押し付けられ、グローブが引っ張られた状態で操作することになるからです。
そのため、普通にはめただけの状態でジャストな指先を選択すると「使ってみたらキツかった…」という罠にハマりがちです。

逆にスクーターなどの細かい手の操作がいらないバイクであれば、ここまで神経質になる必要はないかもしれません。
むしろ少し緩めの方が良かったりということもありそう。
こだわるなら乗っているバイクによって選び分けたいところですね。

指先はキツくても緩くても嫌なもの

指先がキツいと操作が硬くて余計な握力がいるし、着け心地も悪くなります。
「ただはめているだけの状態」「指先に余りがない」とこの罠にハマります。

逆に、長く余りすぎてもレバーと干渉して気持ち悪かったり…
繊維が縦には伸びにくいという特性もあるかもしれません。
なんだが靴のサイズ選びと同じようなイメージですね。

指先以外の、手のひらや手の甲の部分については、好みが別れそうなところ。

基本的にキツめな方が操作感度が良いと思います。
圧迫感はありますが馴染んできたりするので、長い目で見れば問題が少なそうです。

逆にゆるいと着け心地が快適で楽チン。
ただハンドルのグリップ感が薄れてしまい、操作のフィーリングは悪くなりがちです。

主要ブランド別バイクグローブのサイズ表一覧
しかし、あくまで目安程度か…

9ブランド分のサイズ表を掲載して起きたかったのですが、
なんと日本ブランドの多くがサイズ表を公表していないという衝撃(笑)
ただ、数字上はぴったりなサイズを選んでも、
実際に使ってみると「違うサイズの方がよかったかな?」と思うことも少なくないような…

KOMINE(コミネ)/日本

サイズ XS S M L XL 2XL 3XL
手囲い 17.5〜19.0 18.5〜20.0 19.5〜21.0 20.5〜22.0 21.5〜23.0 22.5〜24.0 23.5〜25.0
手長 16.0〜17.0 17.0〜18.0 18.0〜19.0 19.0〜20.0 20.0〜21.0 21.0〜22.0 22.0〜23.0

※公式になかったため大手通販サイトより。

RSタイチ(アールエスタイチ)/日本

サイズ S M L XL XXL 3XL 4XL WM WL
手囲い 22.0 23.0 24.0 25.0 26.0 27.0 28.0 20.0 21.0
手長 17.0 18.0 19.0 20.0 21.0 22.0 23.0 15.0 16.0

※公式サイトより。手囲いの測り方が斜め方法です。

GOLDWIN(ゴールドウイン)/日本

サイズ WS WM WL・S M L XL XXL
手囲い 17.0〜18.0 19.0〜20.0 21.0〜22.0 23.0〜24.0 25.0〜26.0 27.0〜28.0 28.0〜29.0

※公式サイトより。手囲いの測り方が斜め方法です。

KUSHITANI(クシタニ)/日本

※サイズ表なし

HYOD(ヒョウドウプロダクツ)/日本

※サイズ表なし

POWERAGE(パワーエイジ)/日本

※サイズ表なし

Alpinestars(アルパインスターズ)/イタリア

サイズ XS S M L XL 2XL 3XL
MENS手囲い 17.8〜20.3 20.3〜21.6 21.6〜22.9 22.9〜24.1 24.1〜25.4 25.4〜27.9
WOMENS手囲い 16.5〜17.8 17.8〜19.0 19.0〜20.3 20.3〜21.6 21.6〜22.9
アジアンフィット手囲い 17.2〜19.7 19.7〜21.0 21.0〜22.3 22.3〜23.5 23.5〜24.8

※公式サイトより

DAINESE(ダイネーゼ)/イタリア

サイズ XXXS XXS XS S M L XL XXL XXXL
手囲い 16.5 17.8 19.1 20.3 21.6 22.9 24.1 25.4 26.7

※公式サイトより

Rev’it(レブイット)/オランダ

サイズ S M L XL XXL 3XL
手囲い 19.4 – 20.6 20.7 – 21.9 22.0 – 23.1 23.2 – 24.4 24.5 – 25.7 25.8 – 27.0
手長 19.4 – 19.8 19.9 – 20.3 20.4 – 20.8 20.9 – 21.3 21.4 – 21.8 21.9 – 22.3

※公式サイトより

ブランド別サイズ感の違い

以下では私の手のサイズを元に、各ブランドのサイズ感についてまとめてみました。
実際に購入して使ってみたり、バイク用品店で試着した経験をもとにしています。
やってみるとけっこう違いがあって驚き。
私のサイズに近い方はもちろん、異なる方でもブランド別の違いとして参考にどうぞ。

私の手のサイズ

手囲い:約20-20.5cm
手長:約19-19.5cm

ブランド 適切だと思うサイズ 個人的補足事項
KOMINE
(コミネ)
L 特になし。
RSタイチ
(アールエスタイチ )
L>XL Lで良さそうだけど、ワンサイズ上でもいけそう?
GOLDWIN
(ゴールドウイン)
L 特になし。
KUSHITANI
(クシタニ)
M<L 指だけが短めな印象。
HYOD
(ヒョウドウプロダクツ)
XL 明らかにワンサイズ小さい印象。
POWERAGE
(パワーエイジ)
L 特になし。
Alpinestars
(アルパインスターズ)
L 特になし。
DAINESE
(ダイネーゼ)
M>L 少し大きめなサイズ感。ワンサイズくらい大きめ?
Rev’it
(レブイット)
M<L おそらくLがジャスト。モデルによってMでもいけそう。

※「>」「<」の記号は2つのサイズで迷うけれど、より適切だと思うサイズを表しています。
 例:MとL、どちらでもいけそうだけどLの方が良さそうだと思う場合→「M<L」

自分の標準的なサイズはLと言えそうです。
比較するとサイズ感の違いが大きいと思われるのが、HYODとDAINESE。

HYODは明らかにワンサイズ小さめで、Lサイズでは入り口からキツい印象でした。
XLでジャスト。
一方、DAINESEはおそらく「少しキツ目くらいで丁度良い」という考え方なのか、
指の長さで合わせると、手の甲など他の部分が少しキツくなる印象。

そのため、快適さで選ぶとLサイズなのですが、ちょっと指が余ってしまうといった感じです。
Mはきつめなのですが、指の長さもギリギリいけるかといった感じだったので、
ワンサイズ大きめに出来ているといってもいいかも。

また、癖がありそうなのはKUSHITANI。
指が少しだけ短めに作られている印象です。

そのため、指の長さで合わせると他の部分が緩めになりそうです。

その他のブランドは大体同じようなフィット感と言えそうですね。
個人的にはAlpinestarsのバイクグローブのバランスが良くていい感じ。
キツくもなく緩くもなく絶妙サイズな印象があります。
MotoGPをはじめ、F1のグローブも作っているような本格的なメーカーなので、そもそも作りが良いのか?
もしくは、ただ単に私の手の形とあっているのかもしれません。

グローブの種類とサイズ感の違いを考察

「レーシンググローブ」「ツーリンググローブ」「ウインターグローブ」など、
他にも様々な種類がありますが、
個人的には、指の長さである「縦方向のサイズ感」についてはどの種類のグローブでも変わらない印象があります。

違いはフィット感や圧迫感でしょうか?
例えばレーシンググローブなら、安全性と操作性重視であり、
プロテクターが多く、皮が厚くて、圧迫感が強いような作りだったり。
また、ツーリンググローブなら、最低限のプロテクターで、つけ心地重視で少し緩めに作られていたり。
そんな印象があります。

やっぱりテンション上がる見た目も大事

はめてみただけでは、使い心地を判断するのが難しいのがバイクグローブなのかもしれません。
ロングツーリングをよくする私にとっては、「ぴったりで快適なサイズを選びたい」という欲がハンパねぇです。
サーキットで使う人はもっと気を使いそう?

あとは、なんやかんや自分好みのデザインがいいですよね(´∀`)
グローブは常に視界に入るし見た目も重要!
最後に取り上げたブランドの特徴を軽く紹介しておきますぜ。

KOMINE(コミネ)/日本
バイクウェア界のユニクロ的存在。コスパ最強なブランドです。

RSタイチ (アールエスタイチ)/日本
カジュアルなデザインが特徴的。e-HEATという電熱グローブも有名です。

GOLDWIN(ゴールドウイン)/日本
バイクウェア以外にも幅広い製品を展開。GORETEXなどハイテク系素材に強そう。

KUSHITANI(クシタニ)/日本
革製品を得意とするハイブランド。テキスタイルジャケットなども有名。

HYOD(ヒョウドウプロダクツ)/日本
革製品を得意とするハイブランド。レースウェアの評判高し。

POWERAGE(パワーエイジ)/日本
普段着に近いバイクウェアを展開。どちらかというとクラシック系なイメージ。

Alpinestars(アルパインスターズ)/イタリア
2輪も4輪もレースシーンで有名なブランド。最先端の技術があるイメージ強し。

DAINESE(ダイネーゼ)/イタリア
実はバイクウェアとして最大手のブランド。ハイテクからレトロまで幅広く展開。

Rev’it(レブイット)/オランダ
カジュアル感強いブランド。独特なデザインも多く、コスパも良い印象。

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