パタロウのブログ

公開 : 2019/08/09 : 2019/08/10

整備性アップ!SK11デジタルトルクレンチ(SDT3-060)の感想

前々から気になっていた「デジタルトルクレンチ」。一昔前は数万円はざらだったのですが、最近では安くて評判のいいものが出ているようでした。

というのも、いつのまにかどんどん整備したい範囲が広がってですね…
自然と低トルクを管理する必要が出てきたという感じです。

例えば、まずやりたいのがフロントフォークのオーバーホール依頼。
自宅から発送しようと思うと、クランプは自分で脱着しなければなりません。
ワークショップマニュアルを見ると、このトルクが14N・m。低トルクですね。

また、よくやるオイル交換もドレンボルトは27N・mとまあまあキツめですが、問題はオイルフィルターの締め付け。手締めのみでも良い、とも言われてますよね。
車体とフィルターのゴムパッキンが接触してから3/4回転回すとかよく聞きます。
でも整備に自信をもちたい私には、締め付けトルクが欲しい…なんでここだけアナログなん!?
と、歯がゆい思いをしていました。

トルクとしては諸説あるようですが、10〜14N・mくらいが適切らしいです。これも低トルクですね。

あとはハンドル周りとかもそうかも?
マスターの取り付け金具とか、実はトルク設定が10N・mでした。完全に感覚でやってたけど大丈夫だったかしら…
このあたりも細かいボルトが多いので低トルクですね!(しつこいか…)

主に安く出回っているトルクレンチがアナログで中〜高トルクに対応しているもの。
ちなみに自分が買ったエマーソンのアナログトルクレンチは4,000円弱では28〜210N・mまで対応というものです。
これまではこういったアナログトルクレンチしか持っていなかったため、小さいトルクが測れませんでした。

選んだデジタルトルクレンチはSK11のもの

お値段1万円とちょい。これを高いとみるかどうか…
低トルク対応でもアナログトルクレンチなら4,000円くらいから手に入りますしね。

購入後にオイル交換の整備で実際に使ってみたので、その感想とあわせて、
これについてちょっと考えてみました。

デジタルトルクレンチを買うべき人とは?

やはり整備頻度が高くて楽をしたい人ではないかと思います。
つまるところ楽だから!これにつきそうですね。ではどう楽なのか?

デジタルのいいところ1
1本でほぼ整備ができちゃう-低トルクから対応していながら中トルクまでカバーしている事

私が購入したSK11は測定範囲が3〜60N・mでした。
一本で使える範囲が広くて変えを用意しないで済むのは楽かなと思います。

アナログのトルクレンチでも低トルク対応のものがありますが、
2〜24N・m5〜25N・mだったりと、小さい値までしか対応していないことがほとんど。
60N・mという値は大体M12のボルトを締めるくらいの値。
バイクであれば、一部の駆動系やエンジン内部を除けば、ほぼカバーできてしまうのではないかと思います。

デジタルのいいところ2
作業に安心感があって楽-設定トルクに到達前から音で知らせてくれます

アナログトルクレンチでは、設定トルクに至らないと「カチッ」っと音がしませんが、デジタルなら到達前から音で知らせてくれます。
SK11の場合は設定トルクの90%に到達すると「ピピッ」っと鳴り、設定トルクに到達すると「ピーッ」っと鳴ります。
つまり、勢いあまって回しすぎてしまうリスクを防げるんですね。
最初はビクビクしてたんですが、慣れてくると安心感があるため、そこまで集中しなくても良さそうでなんか作業が楽かなと感じました。

デジタルのいいところ3
トルク設定が簡単-ボタン操作で確実に設定できる

これは個人的な意見が強いかもですが、アナログのトルク設定って、なんか曖昧に感じることないでしょうか??(自分が安いレンチ買ったからかな?w)

大体、グリップの部分を回してトルクを設定すると思うのですが、このメモリがわかりづらくて「あれ、もう一回転でこの数値かな…」と、設定トルクがわからなくなる時があります(汗)
あと、複数のネジ用に設定を変えないといけない場合に、なんどもグリップをグリグリ回すのってちょっと疲れてました(-.-;)

デジタルでは数値が明確で確認の手間がまずありませんし、トルク設定もボタンのため、比較的労力がかからないかなと感じました。

と、こんな感じでしょうか?
まだ一度の整備にしか使ってないけど個人的にはなかなかオススメ^_^
しかし、デメリットもありそうですね…

デジタルトルクレンチのデメリット

  • ・電池切れに注意…交換が面倒。
  • ・設定に慣れる必要がある。
  • ・音が耳を突いてうるさい…

特に音は耳を突く系の音質なのと、うるさめなので人によっては苦手かも。
SK11はピークホールドモードとトラックモードの2種類があって、初めはどのモードがいいのかとか、どういう特徴があるのかとか迷いました。

最後にオイル交換の様子を動画にしたのでどうぞ。トルクレンチも使ってます!

夏場だったのでめちゃ暑でしたね…
早く涼しくならないかな…

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