パタロウのブログ

公開 : 2022/08/01 : 2022/08/02

ユーザー車検レポート(神奈川運輸支局編)- 今回は攻めてみた

ジリジリとした日差しが照りつける7月下旬。
最高気温は35℃。
いや、暑すぎないか…?
そんな季節が、我がバイクの車検時期なようです。

ユーザー車検は今回で2回目。
バイク屋さんに頼むことも一瞬考えましたが、
工程もなんとなくわかっていたし、費用も安いし、自分でやることにしました。
今回はちょっと攻めてみました。そのレポートです。

バイクの事前整備
状態はなかなかに攻めていたかも

基本的にユーザー車検が前提の私は、
バイクのカスタムをしていく上で、
「車検用の整備」なるものを、あまりやりたくないなと。
点数が多いとなにより面倒だし、安全性が低下することもあります。

バイクを買った当初は、正直、
車検とか関係なく思いのままカスタムしていきたい!
なんて胸を躍らせていた時もあったのですが、
こなれてくると、車検対応を意識したパーツを選定することも増えてきました。

今回の事前整備は「マフラー交換」と「タンデムステップ&シートの取り付け」の2点のみ。
かなりミニマムな内容にまとまったのではないかと。

とはいえ、まだ通るかわからない状態。
各所のカスタムはなかなか攻めた内容だったかもしれません。

懸念ポイントのいくつかはコレだ

最大の懸念ポイントは、内張のナンバー。
自分はリアショックのすぐ後ろに貼り付けています。パーツは「COMPETITION WERKES FENDER ELIMINATOR」。
なんだかんだ通常のポジションに戻している人が多い印象があるコチラ。
このポジションにつけるには配線をシコシコ調整する必要があり、戻すにはなかなかの労力が必要となります。

「安パイをとって戻すべきか…」
いやしかし、ある筋からはこの仕様であれば通るという情報をゲット。
このスタイルが好きだし、現状維持で通したい。

お次は追加で取り付けた極小LEDウインカー。ケラーマン バレット アトーです。
これは天下のEマーク付きだし、ウインカー本体としては問題ないでしょう。
が、車検の規定には取り付け位置にも指定があります。
今回は内張ナンバーの左右に取り付け。
規定を読み解く限りは問題ないはずですが、不確定要素が大きい印象はあるか。

そういやヘッドライトも純正ハロゲンからLEDにしてたんだった。
こちらも一応、車検対応品をチョイス。日本メーカーのIPF製です。

ライトを白くしたい場合、ハロゲンだとバルブが青いのがほとんどですよね。
するとリフレクターにコレが反射して、全体的に青っぽい印象になるのがちょっと微妙だなと思っていました。

このLEDは本体が黒くて反射もなし。光も白くて十分な光量だし、見た目もお気に入り。
とはいえきちんと基準に満たしているかは出たとこ勝負。それ以前に光軸でも落ちるんだろうな…
これに関しては通ればラッキーという感じでした。

細かいとこだと、大きさは問題のないバーエンドミラーも。こちらもEマーク付き。
名称は「motogadget mo.view pace」です。
ぶつけた時の保護のため、可変しなければならない、という条件もクリアしているはず。

最後は大きく開いた乾式クラッチ。
ほぼカバーレス。これ、やりたかったんですよね。
パーツは「STM Titanium Clutch Cover」。
見ため的には、なかなかにヤバそう。
停車時は足の置き場によってはふくらはぎあたりをグリグリされるという作り。
ただ調べた限りではクラッチについては特に規定がなかったはず。
これも当日勝負です。

そんな感じで懸念点はわりと満載。
ただ、車検は落ちても当日や後日に修正してまたチャレンジが出来る。
今回はこのままやってみようと。

ユーザー車検に必要な書類と手続き

書類と手続きは意外と簡単。
必要になる「車検証」と「自賠責保険証明書」はバイク購入時に保管しているはずだから、
追加で必要なのは「検査予約」と「軽自動車納税証明書」のみ。

予約はホームページから無料でできるし、納税証明書は少し面倒ですが区役所に行けば無料発行してくれました。
詳しい内容は1回目の記事でどうぞ。

神奈川運輸支局へGO

いよいよ乗り込みますぜ。
はじめは午前中のラウンドを取っていたのですが、雨だったので変更。
別日で午後のラウンドに。
当日8時までなら無料変更できるのはありがたいですね。
しかし、時間の余裕はあまりなくなったため、再検査のために整備が必要となれば、1回が限界か…
手続きが面倒だし、別日に持ち越しは避けたいところ。

検査申請の書類手続き

まずは建物の3番館で自動車検査表、継続検査申請書を記入。
印紙を購入して貼り付け。

次に自賠責保険を購入。
神奈川運輸支局では、入口に自賠責保険を取得するための事務所が並んでいるのが印象的でした。

最後に1番館のF窓口で検査の申請。
申請はこれで終了。

いよいよ車両検査開始

当日中であれば3回までは無料で受けられますが、時間的に私は1回が限度。
光軸チェックなどは事前にやっておくこともアリですが、
ともかく一度この状態で通してみて、不具合があったところを一度に調整する作戦にしました。

前回も思ったけれど、車検の検査って独特の雰囲気がありますね。
前には3組ほど並んでいて、最後尾につけます。

これまでの書類を見せたあと、エンジンをかけてまずはウインカーのチェック。
緊張するぜ…

フロント側から。
左右にウインカーをつけてOK。
フロント周りに特に懸念点はなし。問題はここからだ。

検査員の方がバイクの後側へ。
内張ナンバー、大丈夫だろうか…
内心ヒヤヒヤ…

しかし、なんだかそこはあっさりスルーし、ウインカー付けての指示が。
おっ…
すんなりイケちまうんでは??

が、ウインカーを点灯してから、検査員の表情が曇る。

「逆もつけてください」
首を傾げてしばらくウインカーを眺める検査員。

あ、やっぱ極小ウインカーが気になっちゃう感じなのだろうか。。。
暑さに加えて滲み出る汗。

「車検対応のウインカーなんですよ」
しかし、この声は届いていないようだ。
指を差していたのはテールランプのウインカー。

「なにこれ?」
テールランプ一体型のウインカーをつけてたんです。
左右に2つのランプがあって、ウインカーを出すと片方が光る仕様です。
ウインカーを別で追加したため、そちらが問題なければ関係ないだろうとふんでいました。

しかし、バッテンの腕サイン。
「なにテールランプ光らしてるの?」

ちょっとしたお説教モードに。
そんな言い方しなくてもいいのにね。

いや、BMWのS1000RRとか、ハーレーの一部の車両は、一体型ランプ使ってるじゃん。
なんて言える雰囲気なはずもなく。
検査用紙に再チェックのマークがされます。
いやー、ここが引っかかるとは思わなかったな。

あー、再検査確定か。
検査はなにか不備があっても、一通りチェックが終わるまで続けます。
他の不備もあるならしっかりと把握しておかねば。

気を取り直して、次にバイクを乗せる機械の上に進みます。
上方にディスプレイがついていてここに指示が出ます。

久々のユーザー車検でやり方に戸惑っていると検査員の方がフォローしてくれました。
わからない場合は、自分からフォローお願いしますと初めから伝えた方がスムーズなのかもしれませんが、決まりがあるわけではないし、やさしくフォローしてくれるかは検査員の方に寄りそう。
ユーザー車検は心の準備も必要ですね。

問題が起きにくいスピードチェックやブレーキチェックをこなした後は、光軸チェックのお時間。
前回3回落ちていたこともあり、LEDがダメならとハロゲンも持ってきていました。

位置もずれていそうだし、どのみち落ちるんだろうなとか思ってたら、なんと一発合格!
ディスプレイに表示される「●」のマークにしばらく見とれてしまいました。
車検対応LEDは誠でしたね。

後の排ガス検査も無事パス。
結果、先ほどのテールランプのウインカーだけが不合格でした。

「今日は4時までだからそれまでに持ってきたら再検査するよ〜」
ということで、一度自宅に戻って急いで整備。

幸い、簡単な配線の設定で、追加のLEDウインカーのみを光らせることができました。
その後、改めて神奈川運輸支局へ。
無事、継続車検完了となりました。

終わってみれば、懸念していた点は全てクリアでした。
テールランプは想定外でしたが、意外と大丈夫だったなぁという印象。
2、3点くらいはダメだと言われることを覚悟してましたが、やってみるもんですね。

掛かった費用

重量税4,600円
検査登録印紙1,700円
自賠責保険(2年)9,270円
合計15,570円

前回に比べてなんか安い??
と思ったら、2019年と比べると自賠責が20%ほど安くなっていたのですね。ありがたし。
一方、重量税はアップ。
バイクが古いほど高くなります。
今回は「登録後13年〜17年目まで」に該当。
バイクは安いからまだマシだけど、車だとかなりの差に。
このルールなんとかしてほしいですわ。

車検は時期を早めて実施することもできる

今回やってみて、やっぱりというか、
ユーザー車検は夏にやるもんじゃないですね。マジで。
日差しが思いのほか弱かったのでなんとかなりましたが、夏のど真ん中だったら本当にやばかったかも…
フルフェイス被りながらやるのも暑いし邪魔すぎました。
ノーヘルかハンヘルの人が多かったですね。

一般的に車検は1ヶ月前くらいに受けることが多いと思いますが、期間より早ければいつでも受けることができます。
ちょっと惜しい気もするけど、次回は春頃にとろうかなぁ。

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2 件のコメント “ユーザー車検レポート(神奈川運輸支局編)- 今回は攻めてみた”

  1. 風のささやき より:

    こんにちは。お邪魔します。いつも参考になります。
    マシン、カッコいいです。
    車検制度は考えさせられます。
    ~>゜)ーーー(*^^*)

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